現代人をむしばむVDT症候群

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首肩すっきり!首こり解消ストレッチ

あなたは1日に何時間スマホやパソコンを使っていますか?
最近、内閣府の調査によって未成年のスマホ利用が1日平均3時間以上にもなっていることが明らかになり、大きな話題になりました。(青少年のインターネット利用環境実態調査より)

 
でも、よく考えてみると大人も相当深刻です。オフィスではいつもパソコンを使って作業をしているし、通勤途中の電車を見回してみてもみんなスマホを覗き込んでいます。1時間以上ディスプレイを見ない日が1週間に果たしてどれぐらいあるでしょうか。

 
このような生活スタイルで急増しているのがVDT症候群と呼ばれる身体の不調です。あなたの抱える頑固な首のこりもほとんどの場合でVDT症候群だといえるでしょう。どのようにして予防、改善していけばいいのでしょうか。

現代人をむしばむVDT症候群

映画館


VDTとは、Visual Display Terminalsの頭文字をとったもの。日本語にすると「視覚表示端末」となり、要するにパソコン機器やスマホなどのIT端末のことを指します。仕事ではもちろん、IT端末から解放されるはずの休日でさえスマホが手放せなくなってしまった今、VDTを使いすぎることで起こる眼精疲労、肩こり、首のこり、倦怠(けんたい)感に悩まされている人が増えているといわれているのです。

 
VDT症候群は例えば同じ画面を見つめ続けることで起こる目の疲れ、乾き、同じ姿勢を続けることで起こる身体の疲れ、痛み、そして仕事に追われるストレスなど、いろいろな要因が複合的に組み合わさって引き起こされます。

 
そのため、対策は要素ごとに個別対応するのが有効。ディスプレイの環境を整えて、さらに小まめに視点を動かすことで目の疲れを予防する。作業中にストレッチをしたり、立ち上がったりして身体を動かすことで身体の疲れを予防する。ストレスコントロールに気をつける。こうした作業管理に働く人それぞれが予防意識を持って取り組むことが必要なのです。

 
実は2002年にはすでにVDT作業における働き方のガイドラインが厚生労働省から発表されています。どんな内容なのか、かいつまんで紹介しましょう。

 

【VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン】および東京労働局【新VDT作業ガイドライン】の内容

○作業時間は連続して1時間を越えないようにし、作業の間に10分~15分の小休止をとること。また、作業時間内にも1回~2回程度の小休止をとること
○視覚負担や心身の負担を軽減するため、ディスプレイ画面を注視する時間やキーを操作する時間はできるだけ短くすること
○携帯情報端末(スマホ)は、長時間のVDT作業に使用することはできるだけ避けること
○ディスプレイの上端は目の高さと同じか、やや下が望ましい
○作業の前後や作業中に体操、ストレッチを行うことが望ましい


首のこりをすっきりさせるストレッチ


小休止をとることもわかる。VDT機器を使う時間を短くすることもわかる。でもちょっときになるのが体操やストレッチはどんなことをやればいいのかということではないでしょうか。

 
スマホやパソコンを使っているとき、負担が大きくなっているのが首や肩です。こりや疲れを感じる前に小まめにストレッチをするようにしましょう。ストレッチは目線も動かせる上にストレス解消にもなるので、一石三鳥なのです。

 

○首の後ろ・横を伸ばすストレッチ

1 リラックスして椅子に座る。立った状態でもできる
2 首をななめ前に倒す
3 さらに深く首が倒れるように頭に手を添えて優しく押す。身体が傾かないように反対側の手は椅子の縁や太ももをつかむ
4 10秒間ストレッチした後、反対側も同じように繰り返す
5 首を傾ける向きを横にするとストレッチできる場所が変わる。斜め右、斜め左、左右の4方向で試してみよう

 
オフィスで座っているときには腕を重りにしてストレッチしますが、重りは腕でなくても構いません。通勤途中であればショルダーバッグを肩にかけたまま首を傾けることで、頭に手をかけなくても簡単にストレッチすることができます。電車やバスの中でスマホを見すぎたと感じたら、その場で伸ばすようにするといいでしょう。


画面から目が離せないときにはタスキがけを試してみて

枕


ただ、やはり1時間ごとに席を離れていたのでは仕事にならないという人が多いのではないでしょうか。本来ならば休憩をとるほうが身体にとっては理想的なのですが、どうしても席を立つわけにはいかないという場合には、ヒモをタスキがけするという方法を試してみてください。ヒモを十字にかけることで背筋が伸び、頭が下がるのを予防するのに役立ちます。

 
VDT症候群の対策は働き方改革そのものでもあります。IT機器に接する時間が長い人ほど小まめな小休止やストレッチを取り入れる習慣をぜひ身につけてください。


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