足裏は体の使い方によってさまざまな影響を受けます。まさに身体の鏡のような存在。
日本人の3分の2が悩んでいると言われている肩こり。
少しでもつらい症状を改善しようと、整体やマッサージに通い詰める人も多いようです。
ところが、数日後には肩の痛みが戻って、週に一度のマッサージだけでは足りないと嘆いていませんか。
肩こりは毎日のケアの積み重ねが重要です。
自分でできるマッサージとして足つぼを覚えておくと役に立ちます。
疲れを癒し、気分もリフレッシュできる足つぼについてご紹介。
足つぼを覚えてこまめにリフレッシュ
足つぼマッサージは場所さえ分かれば自分でもできることが多くてオトク。
足裏には全身にまつわるツボが集まっているため、身体の鏡とも呼ばれています。
ツボだけではなく、面全体が関連部分に対応する反射区もマッサージしやすくおススメです。
指で押して、しこりや痛みを感じる部分は、こりがひどい部分に対応する反射区。
足つぼや反射区をくりかえしもみほぐし、硬くなった足裏をほぐしていきましょう。
肩や首、さらに肩こりと密接にかかわっていると考えられているツボや反射区をピックアップしました。
肩や首にまつわるツボを知って、こまめにもみほぐそう
1.肩の反射区
両足の親指から小指までの付け根付近で、関節の骨が出っ張っているところです。
親指から小指に向かって、手の親指で押しだすように指圧しましょう。
痛気持ちいいと感じるほどの圧力で3~5回繰り返します。
さらに手を使って足の指を反らせ、指を突き立てるように10回ほど指圧すると効果的。
2.肩甲骨の反射区
両足の小指と薬指の付け根付近で、関節の骨が出っ張っているところです。
小指と薬指の付け根にある関節部から指先に向けて、手の親指で押し出すように指圧しましょう。
小指の外側、小指の先、薬指の先の3方向に3回ずつ繰り返します。
3.首の反射区
両足の親指の付け根です。
親指の付け根にあるくびれを手の親指でもみほぐします。
指の内側から外側にかけて、側面も漏らさずまんべんなく指圧しましょう。
4.目の反射区
両足の人差し指、中指の根元から関節部までにあたる場所。
人差し指は眼球の動き、中指は視力に対応しているとされています。
人差し指の根元から指先のふくらみに向かって、手の親指で押し出すように指圧しましょう。
人差し指の次は中指も同様に指圧しましょう。
指の底面と側面をまんべんなく、それぞれ3回ずつ繰り返します。
5.頭部の反射区
両足の親指の根元から指先まで。
根元は後頭部、指先は頭頂部に対応しています。
親指の付け根から指先に向けて、手の親指を使って押し出すように指圧しましょう。
指の底面、側面を3回ずつ刺激します。
指先は親指と人差し指で挟むように押すと効果的。
6.湧泉
元気が出るツボとされています。
足裏の中央付近で、へこんでいるところです。
手の親指の先を使って垂直に強く押し揉みます。
しこりがとれ、柔らかく感じるまで強弱繰り返しながら揉み続けましょう。
足つぼを意識!正しい立ち方をこころがけよう
足つぼや反射区をマッサージしてもみほぐしても、姿勢が悪ければ肩に負担がかかり、すぐに痛みがぶり返してしまいます。
頑固な肩こりをなんとかするには、正しい姿勢を身に着けることが必須です。
じつは、今回紹介した肩の反射区は、正しい姿勢を意識するときにも役立ちます。
まずは立ち上がってみましょう。
体重は足裏のどこにかかっているでしょうか。
ガニ股の人は足の外側、内股の人は足の内側に体重がかかっていることが多いようです。
さらに、猫背の人はかかと側に体重が偏る傾向が強いようです。
正しい立ち方を身に着けるためには、肩の反射区に体重が乗るように心がけるようにしましょう。
肩の反射区に体重を乗せ、足の指で地面をつかむように立つと、自然とバランスのいい姿勢をとることができるはずです。