あっちのドラッグストアも!こっちのドラッグストアも!?
繁華街に近いドラッグストアは爆買いの観光客で大賑わい。
日本にしかなかったり、日本で買ったほうが安かったりする医薬品を躊躇なく次々と買い物かごに放り込んでいきます。
なんとも景気のいい中国人観光客たちですが、なんでもいいから買っているわけではありません。
実は、彼らの間で『神薬』と呼ばれ日本に行ったら絶対に買うべきだといわれている一般医薬品があるようです。
『龍角散』や『イブクイック』、『熱さまシート』など日本人にはおなじみの商品の中に、『サロンパス』の名前も。
『神薬サロンパス』
その魅力の秘密とはいったい…!?
「貼るはサロンパス」人気の秘訣とは?
テレビや新聞をにぎわせた爆買い観光客。
サロンパスの感想を聞いてみると「信じられないくらいスッとして気持ちいい」「かぶれなくていいね。」
こんな声をよく聞くそう。
なるほど、確かな効き目と副作用が出ない安全性が人気の秘訣らしい。
ここでサロンパスの効用を確認しておこう。
サロンパスの効果・効能を見てみると…、
効果・効能
肩こり、腰痛、筋肉痛、筋肉疲労、打撲、ねんざ、関節痛、骨折痛、しもやけ
肩こり、腰痛、しもやけとかなり幅広い体の痛みに効果があるようだ。
万人が虜になる効き目はどこからくるのだろう。
配合されている有効成分を調べてみた。
〇サリチル酸メチル
サロンパスの主有効成分。
古くから人類に利用されてきた鎮痛消炎成分で、末梢血管を広げ、知覚神経をまひさせることで炎症の腫れや痛みを緩和させる。
独特の芳香があり、湿布のにおいを特徴づけているようだ。
〇ℓ-メントール
湿布特有のひやりとした感覚を与える成分。
ℓ-メントール自体にも鎮痛作用がある他、局所的に血管を拡張し、サリチル酸メチルの効果を向上させる。
タバコやガムにも使われる爽やかな香りは、湿布の薬臭さを軽減するのに一役買っている。
〇ビタミンE酢酸エステル
ビタミンEは若返りのビタミンとも呼ばれる抗酸化成分。
血管の弾力を取り戻し、血行を促進させることで患部の修復を促す。
しかし有効成分が皮膚に直接、しかも長時間接することになる湿布薬。
当然、皮膚への刺激は避けられない。
サロンパスの歴史は副作用を抑える戦いでもあった。
植物性成分の配合、通気性の向上、…。
昭和9年の発売以来80年以上にわたる改良を加えて、現在の「肌に優しい」サロンパスがある。
創業1847年、「クオリティーオブライフの向上」が経営理念である久光製薬だからこそ実現できた安全性は、そんじょそこらの製薬会社にまねできるものではない。
2013年、サロンパスに含まれる鎮痛消炎成分「サリチル酸メチル」の配合量が6.3gから10gに増量、大きさも約1.2倍になり、さらにパワーアップした。
もっときもちよくなったサロンパス、ぜひ試してみてはいかがだろうか。
「貼って、寝て、きもちいい サロンパス」
人気の秘密がわかったサロンパス。
もっと肩こりに効く、気持ちいい貼り方はないものだろうか。
サロンパスの公式ホームページでは首や肩のつらいコリに、次のような貼り方を提案している。
(※この貼り方は第3種医薬品向けです。副作用のリスクが高いフェイタス等の第2種医薬品では行わないでください。)
〇ハの字貼り
スマホやパソコンなど、何かと画面をのぞき込むことが多い現代人。
凝っているのは肩だけはないはずだ。
肩だけではなく、首にも貼ることで広範囲のコリにアプローチできる。
〇介の字貼り
デスクワークが長い人は肩甲骨の動きが悪くなり、肩こりの範囲も背中側へ大きく広がってしまう。
背中の肩こりが気になるようなら、八の字貼りに加えて、肩甲骨と背骨の間にも貼るといい。
〇ヒラメ貼り
立ち疲れ、歩き疲れはふくらはぎにあるヒラメ筋を挟みこむように左右から貼る。
夕方になると気になる足のむくみや疲れに試してみたい。
〇はさみ貼り
ヒール疲れには足の甲と裏から挟むように貼るといい。
ヒールを履く女性だけではなく、男性も足の裏は凝りがち。
疲れがたまっていると感じるようなら試してみては。
「貼って、寝て、きもちいい サロンパス」というCMソングもあるように、寝る前に貼って、朝起きたときにはがすと気持ちいい。
しかし、肌が弱い人は長時間貼りっぱなしにしておくと、かぶれてしまう危険がある。
かぶれが気になる人は、就寝時は避け、3~4時間程度で一度はがすように心がけよう。
肘や膝の内側、傷口や肌荒れがある場所など、肌が弱くなっている部分への使用は避ける。
また、はがすときにも注意が必要だ。
力いっぱい引っ張っては肌を痛めてしまう。
端のほうからくるくると巻くようにはがすと肌への負担が少ない。
どうしてもはがれにくいときは水で濡らすといい。
世界の肩こりを癒すサロンパス
サロンパスは第3種医薬品。
年齢制限もなく、小さな子供や皮膚の弱い人でも注意すれば使える。
「クオリティーオブライフの向上」を目的に開発されたサロンパス。
香りや色の改善など、シーンを選ばず使えるように改良を重ねてきた。
80年以上という長い歴史、親しみやすい名称から、肩こりに効く湿布といえばサロンパスが真っ先に思い浮かぶ。
使いやすさを追求したサロンパスは今、海を越えて世界で愛されている。