肩こり対策に!カバンのかけ方は持ち替えと密着が重要

あなたは普段、どんなかばんを使っていますか?

毎日の通勤、通学、ショッピング……。

いろいろなシーンでかばんはなくてはならないもの。

最近ではノートパソコンを持ち運ぶ人が多く、重たいかばんに悩んでいる人がたくさんいるようです。

ずしりとした重さが肩に直接のしかかり、かけているのが本当につらーい!

今回はこんな悩みを解決すべく、毎日のかばんライフを楽にするかばんのかけ方や選び方を分析します。

同じ側にばかりかけていませんか?まずは体のゆがみをチェック

例えば、いつも同じ肩にショルダーバッグをかけていると、バランスを取ろうとして負担がかかっている側の肩が下がったり、逆に上がったりすることがあります。

毎日同じ肩にばかりかばんをかけていると、こうしたゆがみが固定されて、かばんをかけていないときまで肩が上がったり下がったりしていることも。

特に、重たいショルダーバックをいつも使っている人は要注意。

左右のバランスが悪くなっていないかひとまず確認してみましょう。

全身のバランスを確認するときに便利なのが姿見です。

○背を伸ばしてまっすぐ立ったとき、肩の高さは同じですか?

力を抜いてたっているのに、肩の高さが左右で違うという人は、かばんの影響でゆがんでしまっていることが考えられます。

○首の向きはまっすぐ向いていますか?

肩が左右でずれることで、首にも左右差ができてしまうことがあります。

左右で振り向きやすさを比べてみてください。

○足の長さは?向きは?

左右で脚の長さが違うことや、足先の向きが左右で違うことがあります。

こうした左右のズレは普段の姿勢の影響を受けていると考えることができます。

とくにかばんは左右で負担のバランスが違うため、体の左右差に現れやすい!

普段のかばんのかけ方から見直す必要があります。

肩に負担がかからないかばんとは?

ショルダーバッグ、手提げかばん、リュックサック。

あなたが使っているかばんはどんなタイプですか?

タイプによってかかる負担も注意するべきポイントも異なります。

〇ショルダーバッグ

肩から掛けるタイプのショルダーバッグ。

重さが片方の肩に集中するので、高さの左右差もできやすく、とくに注意したいかばんです。

肩を圧迫して肩こりの痛みを強調してしまうので、肩こりを感じていない方の肩にかけると楽になりますよ。

しかし、とにかく気にしてほしいのが左右均等。

小まめにかけ替えて、左右の負担を分散させましょう。

たすき掛けは荷物が体に密着して楽になりますが、一方で肩の動きが制限されてしまう心配もあります。

〇手提げかばん

通勤かばんや買い物袋など、いろんな形で浸透している手提げかばん。

重たい荷物は肩回りの筋肉を疲れさせ、肩こりにつながってしまいます。

手提げかばんも大切なのが、左右均等の考え方です。

腕と肩が疲れる前に、小まめに持ち替えましょう。

振り子のように振れると腕が引っ張られてあまりよろしくありません。

ときどきラグビーボールのように抱え込んであげると楽になりますよ。

買い物袋であれば、両手に荷物を分散させて、同じぐらいの重さになるように分けましょう。

やじろべいの要領でバランスがとりやすくなります。

〇リュックサック

かばんによる肩こりを防止したいなら、最も適しているのがリュックサックです。

両肩に荷物の重さが分散されるので、左右のゆがみができにくいのが特徴です。

おしゃれのためにショルダーベルトを長くして、かばんの位置を下げて背負っている姿がしばしばみられますが、これは猫背を招くのでお勧めできません。

とくに重たい荷物を背負っているときは、ショルダーベルトをキュッと絞って、荷物を体に密着させましょう。

最近ではリュックで通勤するアメリカンスタイルも流行中。

恥ずかしがらずに、普段使いはリュックにしてみませんか?

肩こり防止のポイントは左右の入れ替えと体に密着させること!

たとえば、ショルダーバッグや手提げかばんでは、頻繁に左右の腕を入れ替えて、負担が均等になるように心がけることが大切です。

また、かばんは体に密着させることで重さを感じにくくすることができます。

かばんのかけ方を見直すのと同時に、肩を動かす体操をときどき行って肩こりを防止しましょう。

ぐっと肩を上げて、ストンと落とす動作を何回か繰り返しましょう。

バランスが取れた姿勢は見た目もきれいです。

かばんの持ち方から、美しい姿勢を目指しましょう。