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高血圧の人は熱中症対策で塩分摂取すべき?

血圧が高めの人は減塩するということはもはや常識ですね。最近ではどこにいっても料理に使う塩分を減らしましょうとか、うどんやラーメンの汁を飲み干すのは止めましょうといった減塩教育が行われています。日本食には味噌やしょう油が欠かせないため、もともと日本人は世界的に見ても塩分の摂りすぎが指摘されています。健康長寿の実現のために、減塩は避けては通れません。

 
しかし同時に塩分は熱中症予防に欠かせないものでもあります。危険な暑さが続くこの夏。どのようにバランスをとっていけばいいのでしょうか。

高血圧で「減塩」か熱中症対策で「塩分摂取」か

映画館


日本人の塩分摂取量は、繰り返されている減塩教育の賜物か、はたまた企業の商品開発努力の結実か、近年確実に減少し続けています。平成27年の調査では、成人1人あたりの平均摂取量は男性が11.0g、女性が9.2g。平成17年と比べると男女とも1g以上減っています。とはいえ、摂取基準は男性8.0g未満、女性7.0g未満ですから、まだ減塩の努力は続けていかなければならないようです。

 
一方、最近の猛暑で熱中症対策が広く呼びかけられています。熱中症を予防するためには水分補給だけでは不十分で、汗と一緒に塩分も流出してしまうため、適度に塩分も摂取する必要があります。

 
ところが、これは高血圧の傾向があって普段から減塩に気を使っている人にとっては難しい問題です。熱中症の危険がある真夏も減塩は続けたほうがいいのでしょうか。それとも、より緊急性が高い熱中症の対策を優先するべきなのでしょうか。

 
結論から言うと、高血圧を気にする人は夏でも塩分を控えることが基本です。とくに高血圧の人は原則として夏でも1日6グラム未満に抑える努力が望まれます。実は、汗はじんわりにじむ程度の量でればほとんど塩分は含まれません。汗をかきはじめたからといって意識的に塩分を摂取してしまうと、過剰摂取になってしまいます。

 
汗をかいて積極的に塩分を摂取した方がいいのは、屋外で活動して大量の汗をかいたときです。すこし汚い話ですが、汗を舐め比べてみると大量にかいた汗の方が少ししょっぱく感じるはず。乾いた後に塩が析出しやすいのも、一度にどっとかいた汗の方です。こういう汗は水分と一緒に塩分も流出してしまうので、塩分を含んだ経口補水液やスポーツドリンクを飲んで熱中症の予防を心がけてください。


塩分を制限した夏のすごし方


夏は食欲が減退し、塩気のあるものが欲しくなるものですね。しかし、ここはぐっとこらえ、うまく工夫して快適な減塩生活で夏を乗り切りましょう。

 
塩分を制限したメニューは薄味だと感じてしまいがちなので、塩気以外の薬味を活用するのがおすすめです。ネギやシソなどでからみを出すと、塩味が薄くてもしっかり味を感じやすくなります。かつお節や昆布からとった出汁はうまみ成分が濃厚で、塩分が少なくても満足しやすいですね。また、夏の定番ざるそばは、つゆをそば湯で割って飲むという人もいるかもしれませんが、控えたほうがいいでしょう。

 
塩分を控えなければいけない分、高血圧の人は熱中症のリスクが高いとも言われています。危険な暑さが見込まれる日は不要不急の外出を控え、さらに屋内では大汗をかかないように室温管理により一層の注意が必要でしょう。そして、快適な温度に保たれた室内では、減塩は継続するべきです。スポーツドリンクよりは麦茶などがおすすめです。カフェインが含まれる緑茶、コーヒーなどは、利尿作用でトイレが近くなりますので、脱水にくれぐれもご注意ください。


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