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「増えている」子供の猫背 改善のヒント

今、姿勢が悪い子供が増えている。
「背中がぐにゃ」と曲がっている児童が増えたと感じている小学校教諭はおよそ7割にのぼる。(※)一方、子供の姿勢を矯正することは容易なことではない。わが子の猫背は多くの親が頭を抱える問題でもある。
自然に治ることに期待したいが、放置するだけで改善を望むのは難しそうだ。
どのようにすれば子供の姿勢はよくなるのだろうか。

(※)子どものからだの調査 2015(日本体育大学・学校保健学研究室)

「すぐ疲れる」現代の子供

映画館


働き盛りの世代には、日々の忙しさの中で生じる体の凝りを憂え、疲れ知らずだった子供時代に戻りたいと思う人もいるかもしれない。
かつて子供といえば、いくら遊んでも疲れず、肩こりや腰痛とは無縁というイメージがほとんどだった。
ところが、現代においてはちょっと事情が違うらしい。

『子どものからだの調査 2015』によると、最近増えている子供の特徴として、保育所・幼稚園から高等学校まで一貫して「すぐ疲れたという」の項目がワースト10にランクインしている。なんと学校教育の現場では、最近の子供は疲れやすいという根強い実感がある。
また、東京都の調査では、保護者・教員・都民のおよそ半数が、「周囲に気兼ねせずどこでも座り込む」ことが気になると回答。これに対して、東京都教職員研修センターは、姿勢を支える体幹が不足しているからだと考察している。
現代っ子はいまだかつてないほど疲れやすい傾向があるようだ。

(※2)平成22年度『東京の子供たちの豊かな心の育成に関するアンケート調査結果』


原因はゲーム・スマホだけではない


原因として挙げられるのはスマートフォンや小型ゲーム機。
子供だって長時間スクリーンを見続ければ目が疲れるし、肩が凝る。のぞき込む姿勢が続けば猫背の癖がついてしまうのも無理はない。
本来子供はいろいろなものに興味が移り、あちこちをフラフラと動き回るもの。跳ねたり、走ったりするうちに体幹が鍛えられ、正しい姿勢を取りやすくなってくる。スマホやゲームの登場はそうした子供の特徴を封印し、正しい姿勢を制御するために必要な体幹を育むための運動機会を奪ってしまった。

最近目立つ、極端に姿勢が悪い子供。実は、共通点も多い。
最も多いのが、親が姿勢に無関心なパターン。
親自身、姿勢が悪いため、子供に注意することに二の足を踏んでしまう。
しかし、子供が一人で姿勢をよくすることは難しい。親の積極的な協力が必要だ。
次に多いパターンがやせ形で高身長の児童。
姿勢を支える体幹が未熟な一方、大人に比べて比重の大きな頭が前後左右に揺さぶられ、姿勢を崩しやすい。このような子供にいきなり背筋をしゃんと伸ばしなさいと口をすぼめても、もともとの筋力が足りていないので不可能に近い。したくても、できないのだ。
にもかかわらず、親への反抗やあまのじゃくだととらえて、頭ごなしにしかりつけることは、それこそ親への反感を生む。
姿勢教育は長丁場になる。「叱るよりも褒める」をモットーにすることが成功の秘訣だ。




体幹やバランス感覚を鍛える習慣を


時代とともに遊びも進化するもの。
スマホやゲームを一切取り上げてしまうというのは現実にそぐわない。
第一、私たち大人だって一日中スマホが手放せない生活になっている。子供から一方的に取り上げることが正しい教育だとは言えないだろう。
スマホやゲームの使用制限は、各家庭の話し合い・取り決めのなかでやってもらうとして、体幹を鍛える運動を日常に取り入れることが最も効果的だ。

運動系の習い事はもちろん体幹トレーニングになる。
特に武道やバレエなど、姿勢が重視される競技では子供も意識せざるを得ない。
一方、習い事に通わずとも体幹を育てることはできる。

代表的なのがバランスボールだ。
座ってバランスを取ると体幹のトレーニングになるし、正しい姿勢も自然と身につく。
ただ、子供の転倒事故が後を絶たないので、親の目の届くところでやらせたい。
最近人気を上げているのが、「ブレイブボード」。(Jボードなどと呼ばれることもあるようだ)スケートボードのような見た目だが、車輪が2つしかなく、常に骨盤を動かさないと進めない。乗れるように練習するだけでも骨盤の動かし方が自然と身につき、バランス感覚も養われる。交通事故にはくれぐれも気を付けたい。

背筋を伸ばした座り方を体に覚えこませることも大切だ。
椅子をできるだけ机に近づけるだけで背筋は伸びるようになる。
お尻の下に敷けば、深く座りやすくなり、自然と背骨が伸びるようになる「背筋が伸びる椅子」も役に立つ。
座っているときに猫背になるのは、背中を丸めたほうが楽だと思い込んでいるから。
実際には、背筋を伸ばしたほうが長い時間楽に座れるということを体に覚えさせていくといい。体幹が伴わないうちはつらいかもしれないが、筋力が備わるとともに楽になる。
体幹を鍛えるのは数カ月、ときには1年以上の時間がかかる。
きれいな姿勢で座れているときには、素直に褒めてあげたい。

楽に座れるようになり、腰や肩のモヤモヤが軽減されれば、集中力や学習意欲も増すという調査結果も出ている。(※3)諦めず、子供とともに乗り越えたい。

(※3)子供の体幹を鍛える研究~正しい姿勢のもたらす教育的効果の検証~

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