「入浴」と「運動」似ている点・異なる点

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整体を受けた後ってお風呂に入ってもいいの?

立冬を迎え、暦の上ではすでに冬。
最高気温が15℃を下回るようになると「鍋料理」の人気が高まることをもとに、日本気象協会(tenki.jp)では「鍋もの指数」を発表していますが、同じく冬になると恋しくなるのが暖かいお風呂ではないでしょうか。

入浴には疲れを回復させたりとか、気持ちをリフレッシュさせたりといった、翌日の元気につながる癒しがたくさん詰まっています。
定期的に整体院に通い、健康に気を使っている人ならなおさらお風呂をよく利用していることでしょう。

ところが、「整体の後は入浴しないほうがよい」という情報をときどき耳にします。
反対に「整体を受けた後だからこそゆっくり入浴したほうがいい」という声も。
その根拠としてそれぞれいろいろな理由が挙げられていますが、果たしてどっちが本当なのでしょうか?
この季節だからこそ知っておきたい、お風呂の活用法について考えてみましょう。

「入浴」と「運動」似ている点・異なる点

入浴


寒い季節に気持ちよく汗を流すことができる入浴と運動。
どちらも体をぽかぽかと温めてくれるほか、ダイエット効果や、最近ではアクティブレスト(有酸素運動を使った休息)効果を狙って行われるなど、二つには共通点が多いように感じます。
さらに、運動後には決まって入浴するという人も多く、二つの相性は非常に良いと考えている人も少なくありません。

実際、入浴は運動によって疲れたときの身近な対処法の一つとして、疲労を取り除く仕組みをいくつも持っています。
入浴が体にもたらす主な要素には、①温熱作用、②水圧作用、③浮力作用が考えられます。中でも温熱作用は、毛細血管が開いて血行がよくなり、疲労を感じる原因になる疲労物質を取り去り、筋肉に酸素と栄養を補給することを助けてくれるため、疲労回復につながると考えられているのです。
(参考:東京ガス「風呂文化研究会」

ところが、運動と入浴にはまったく異なる側面もあるようです。
その一つが血液の循環への影響で、運動に比べて入浴は血液を全身(とくに体の表面)にめぐらせる作用が強いことがわかっています。

たとえば、フルマラソンの後のような極端に疲れている状態や、激しく体を動かす必要があるスポーツのあとには、疲労がたまっている筋肉に血液が集中して、エネルギー補給や疲労物質の除去が重点的に行われています。
しかし運動の直後に入浴してしまうと、全身に血液が分散してしまい、重点的にケアしなければいけない箇所の回復まで後回しにされてしまう可能性があるのです。そのため、呼吸や脈拍の状態が落ち着くまで、30分程度は体を休めてから入浴するようにした方が疲労回復にいい影響があるでしょう。
(参考:日本健康開発財団温泉入浴Q&A

また、ズキズキとした痛みがある場合には悪化するおそれがあるため落ち着くまで入浴を控える必要があります。


整体の後は一呼吸おいてからお風呂にゆっくり浸かりましょう


整体は一般的に筋肉に対する施術です。
手を使って外から力を加え、自分だけではなかなか動かせない部分の筋肉に刺激を与える、いわば一つの運動だと捉えることもできるでしょう。
では、整体で体を動かした後は入浴を控えたほうがいいのでしょうか?

一概にいえることではないでしょうが、ほとんどのケースではそれほど気にする必要はないでしょう。
むしろ翌日に疲れを残さないためにも、寝る前にはゆっくりお風呂に浸かることが望ましいといえます。

ただ、整体の施術を受けた後には、普段はほとんど動かさなかった筋肉を強制的に動かした影響で、違和感や疲労感を覚えることもあります。
この状態を激しい運動をした後の状態だと捉えて、状態が落ち着くまで様子を見るといいでしょう。
施術の方法や体の状態によっては入浴を控えたほうがいいケースがあるかもしれません。
きょうは入浴してもいいか、施術を担当した先生に直接確かめてみるといいでしょう。




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