しゃがめない人が増えている?

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硬い足首はケガの元!気軽に足首をほぐす方法

現代の生活では足首の硬さを気にする機会はあまりありません。でも、例えば椅子のないところで靴紐を結びなおそうとしたとき、思ったように足首が曲がらず後ろに倒れそうになったという経験なら心当たりがあるのでは?

 
足首の機能低下は、捻挫の頻発や運動器障害につながってしまうおそれもあり、ロコモの入り口です。足首の動きをチェックする習慣を身につけましょう。

しゃがめない人が増えている?

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今、子供の身体に異変が起きているようです。埼玉県の幼稚園から中学校までで行われた運動器検診(平成22~25年)では、かかとを上げずにしゃがみ込みできない子供が全体のおよそ15%もいたことがわかったのです。

 
子供の身体が硬い理由として、第一に挙げられているのはやはり生活習慣の変化です。車社会で歩かなくなった、トイレが和式から洋式になった、床の雑巾がけのような家事がなくなったなど、超便利社会が運動機能の低下を招いていると考えられます。さらに外の遊び場が少なくなったことで身体を動かす機会は大きく減りました。

 
ここで重要なのは、これらの要因は全て大人にも当てはまるということです。むしろ大人の方が関節が閉じているだけ、さまざまな関節の柔軟性は低くなっています。先ほどの埼玉県の調査でも、しゃがみ込みができない子供は学年が上がるにつれて増え、硬さが増す傾向があったという結果が得られています。子供から大人まで一貫して調べた研究はありませんが、大人の方が事態は深刻だという可能性も十分に考えられます。


足首の硬さは足のトラブルに直結


足首が硬いとどんなトラブルに見舞われやすくなるのでしょうか。

 
わかりやすいところでは、足首の柔軟性がないことで捻挫を頻発しやすいことが考えられます。足の捻挫は、実は整形外科を受診する理由のケガとしては最も多く、日本では1日に1万2千人もの人が捻挫をしているとまで言われています。

 
このうち、捻挫が起こった直後でも少し傷む程度で十分に歩けるものから、大きな断裂音とともにまったく歩けなくなってしまうものまでいくつか段階があり、靭帯の損傷具合によって分類されます。

 
捻挫が起こるのは関節の可動域を超えて曲がってしまったときなので、足首が硬いとそれだけ発生頻度も高まることが考えられます。階段の上り下りや着地などの軽いズレでも捻挫を起こしやすくなり、また、靭帯の断裂といった重症例に発展するリスクも高まります。

 
捻挫は主に前距腓靭帯という足首の靭帯に集中して起こるケガです。しかし、気がつかないほど軽度の捻挫を繰り返すことで腓骨筋腱炎など他の靭帯の故障を引き起こしてしまうなど、影響は足全体に及びます。突然現れた足裏の痛みが、実は度重なる軽度の捻挫が原因だったということも起こりえるわけなのです。


外返し運動で捻挫を防ぐ


足首を柔らかくするには、足首を良く動かすのが一番です。足首が硬いとき、実際に硬いのは関節ではなくて周りで支えている筋や腱なので、ここを意識して動かすようにすると効果的です。

 
まず、アキレス腱を良く伸ばす運動を入念に行います。体育の準備運動と同じように足の後ろ側をよく伸ばせば良いわけですが、つま先の向きが正面を向くように気をつけてください。壁にもたれかかり、電話帳のような分厚い本を2冊積んでつま先をかけるようにするストレッチでも効果的です。

 
アキレス腱のストレッチはスネの後ろ側を伸ばすものです。反対に、すねの前の筋や腱をよく手もみして柔軟性を保つことも大切です。スネの前後のケアをバランスよく行うようにしましょう。

 
捻挫ぐせを防ぐには外返し運動が非常に効果的です。これは、椅子に座って行う運動で、足の裏が外側に向くように足首をひねるもので、1日10回くらいをぜひ習慣づけて欲しいものです。このように足首を頻繁に動かすようにすると徐々に腱が緩んで柔軟性が出てきます。動かさないでいると硬くなる一方なので、早速今日から始めましょう。


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